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2015-04-25

South of the Border, West of the Sun をこの数日、通勤途中で聴いている。何回も聴いたので、ややだれた感じだ。今回は、主人公のHajime に何だか感情移入できなくなってきている。昔、初めて本で読んだときは、主人公の気持ちが分かってとても面白い小説だと感動したことがあった。しかし、だんだんと自分の歳が主人公と離れていくにつれて、もっと淡々とした内容の小説に惹かれるようになってくる。

主人公は12歳の時に知り合った Shimamotosan に心惹れ生涯忘れない。このあたりの設定は現実離れしている。はたして小学6年生の時の友人の顔を覚えているものか。この設定をもう少し変えて、Shimamotosan に出会うのを中学時代、Izumi と出会うのを高校時代とすれば、より現実味がつくのだが。

主人公とShimamotosanが石川県に行く場面は自分のお気に入りである。自分は石川県出身であり、容易にこの背景となりそうな川などを想像できる。暗い北陸の空、冷たい水の流れる川、どこだろうか、手取川のあたりか、と勝手に想像する。

古上織 蛍(こうえおり ほたる)という人のサイト「謎解き村上春樹(感想・考察・書評)」http://sonhakuhu23.hatenadiary.jp/entry/2013/08/08/210638 を自分はよく参照する。この人は独特の解釈で謎解きをしている。Shimamotosanは青色と結びつき、Izumiは赤色と結びつくそうである。なるほど。また、この話の続編をこの人は勝手に創作している。楽しい。村上春樹のような高度な語り手は、良質の素材を提供してくれる。読者は、それらの素材を組み合わせながら、自分なりの物語を再構築できるのである。

今日は、ドイツ語での恋愛小説を聴いてみたくなった。それで、自分の大学時代の時の教科書である
Geschichte vom braven Kasperl und dem schönen Annerl を iTunesで購入してみた。この小説はドイツ語も古臭くて現代風ではない。しかし、この物語は一度読んだことがあり、ある程度内容を知っているので、昔の教科書と見比べながら聴いていけば楽しめるのではないかと考えている。また、ついでにImmensee もダウンロードする。これは未読の小説なのだ。kindleにはテキストは入れてあるので、これまたテキストと見比べながら聴いてみたい。

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