スポンサーリンク

2015-03-10

The Wind-up Birdを毎日聴いている。が、アマゾンでの書評を見てみた。すると、加納クレタという名前が出てくる。わたしは、この物語は英語で耳でばかり聴いていたので、クレタ・タカノだと聞いていた(聞こえていた)。漢字は「高野」クレタだと思っていたので、ちょっと意外である。そう言えば、クリータッカーノと聞こえるなとは常に思っていたのだが。

今日はウシカワなる人物が登場する。この人物はわたしは好きである。1Q84でも登場する。1Q84では、窒息死させられて舞台からは去るのだが、この点は私は残念に思う。ハルキ・ムラカミはウシカワはいつまでも悪役として登場させてほしかった。このブログの姉妹編「異文化の森へ」では、2014年8月27日投稿のブログに彼について触れてある。

The Wind-up Bird では、ウシカワはノボル・ワタヤの私設秘書、何かのメッセンジャー・ボーイとして登場する。今日聴いた範囲まででは、単に登場するだけであるが、これからどのような動きをするのか、期待される。(昔、この物語は読んだことも、audiobookで聴いたこともあるが、内容はかなり忘れていたので、今回はかなり新鮮な気持ちで聴くことができる)

謎、謎、謎の物語である。満州の地での動物園での動物の虐殺、メグの乗った輸送船がアメリカの潜水艦からの雷撃を免れたこと、サッポロで出会ったギター弾きの青年を追いかけて、ところがバットで襲われ、自分も逆襲したこと。何の話か、何のメタファーなのか、どうそれらがつながるのか、本当に迷ってしまう。しかし、これは楽しい迷いである。読者は最高級の材料を与えられているので、自分で再構築して自分向けの物語に仕上げることができる。

バービー人形が何故人気があるのか説明を聞いたことがある。少女たちに最高級の服を着た人形を与えても最初は喜ぶが、すぐに飽きてしまう。ところが、バービー人形は着せ替えができる、つまり少女たちは自分でイメージを作り上げることができる。想像力が刺激されるのである。ハルキ・ムラカミの小説も同じように読者による再構築を前提にしている点が」売り」である。

スポンサーリンク